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峰丸プロダクション代表の岡村峰和による公式ブログサイトです。

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着物って大変。

こんばんは。

時代劇作りで出演者が着る着物を用意するんですが、なかなか大変です。そんなにお金もたくさんありませんから、省略できるところはなるべくしたいんですけど…。難!

 

 着物って大変。

 

そもそも着物ってどうなってるのか。

女性の着物の場合、だいたい基本的にはこのような順番で着ます。

  1. 肌襦袢
  2. 補正用の下着(タオルとか)
  3. 長襦袢
  4. 伊達締め
  5. 着物
  6. 伊達締め
  7. 帯締
  8. 帯揚

これを着るためには、他にも腰紐3、4本使い、帯枕や、襟芯、衣紋抜き、帯板も必要です。

 

全部出演者の人数分揃えられません…っっ!!嗚呼!お金!!そいじゃ、借りたらいいじゃん?ってなるかもしれませんが、借りるのも高いんですよね。なので、私は中古をまとめ買いで買います。前に5000円で着物と帯を合わせて40枚ほど買いました。すごいですねぇ。便利な世の中です。

 

男性の着物と女性の着物

着物をあまり着ない人にとっては、どれが男性の着物で、どれが女性の着物なのか分からないと思います。私も最初、男性の着物のつもりで買ったのに、祖母に見せたらことごとく、違っていて、がっかりしました。基本、女性の着物の丈は長いです。それを着るときに調節して着ます。なのでおはしょりという部分ができます。男性はおはしょりを作りません。自分の背丈に合った着物を着ます。あと、たもとの長さが違います。男性は短く、女性は長いです。

 

長襦袢を着るか、着ないか

長襦袢肌襦袢の上に着る下着です。下着っていうと、インナーみたいな言い方ですが、なんというか、見せる下着って感じですかね。スカートでいうペチコート的な?予算がないので、これを省略するか、しないか、迷うところなのですが、当然着た方が、襟元が綺麗なんですよね。絵面もいいし。もともとは遊女が考案したものだそうで、襟を汚さないためだとか、部屋着がわりとかだったそうです。なので、史実的には必ずしも着てたわけではないみたいですが、うーん、着ないとなんか安っぽいというか、身分の高い人には長襦袢無しでの衣装はちょっと違う気がします。前作「滑稽なアイ」を作った時は、予算の都合で用意できませんでした。長襦袢無し、しかも名古屋帯でなく、半幅帯でやりました。とほほ。次回の卒業制作では、長襦袢使いたいです。着物じゃなくて浴衣なら着なくていいんですけど、設定する季節によりますね。夏ならいいけど、それ以外はちょっとな…。

 

男性の着物は地味なものばかり

男性の着物ってあまりバリエーションがないんですよね。茶系か、黒系か、紺系ばかり。白っぽいのが見つかりません。時々見つかるんですけど、無地ではありません。だいたい柄が入ってます。「大菩薩峠市川雷蔵さん演じる、机竜之助みたいな真っ白の着物が欲しいんですけど、見つかりませんねぇ。仕立ててもらうしかないんでしょうか。わざわざ仕立てるのもなぁ。

 

時代劇でよく見かける女性の着物の黒い襟

今はほとんど掛け襟が黒い着物が売っているのを見たことがありませんが、今はそうでなくても、時代劇を作るとなると欲しくなります。あれはなんで黒いのかというと、長襦袢の説明でも言ったように、襟を汚さないようにするためです。あと黒だと汚れても目立ちにくいというのもあります。もともと掛け襟は襟を補強するためにもあるそうなんですが、糸をとって外し、洗うことができます。洗ってきれいにしたものをまた、同じ所へ縫い付けるわけです。そうすれば、毎日毎日きものを丸ごと洗わなくてもすみます。何回も洗うと、消耗が激しくなっていくので、着物の寿命が延びれば、節約にもなります。今は黒い襟がほとんどないので、欲しければたぶん、自分で黒い布を買ってきて、作る方が安いでしょう。しかし、作業量が多くなって大変ですね。誰か手伝ってほしいなぁ。

 

峰丸プロダクション
岡村峰和

 

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