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峰プロ初作品「たいむとりっぷ日本」制作エピソード(後編)

こんばんは。

「たいむとりっぷ日本」制作エピソードの続きです。

 

 

 

「たいむとりっぷ日本」制作エピソード(後編)

10月 殺陣を習い始める。

徐々に体が動けるようになってきた時、母から少し運動でもしてみたらと言われ、ずっと以前から気になっていた殺陣を習い始めました。やっぱり運動すると、気が紛れて心が軽くなります。殺陣について学べば、制作のヒントにもつながり、作品のアイデアが浮かんでくるようになりました。それに殺陣の道場の雰囲気が明るく、時々笑いも起きるので、非常に癒されました。バレエの時はあまり冗談も言えないような雰囲気で、とにかく必死に踊り、自分を追い込んでいました。プロのダンサーになるなら、当たり前のことかもしれませんが、知識を得られるだけでもありがたいと思っている私にとっては、マイペースに練習して行く方が合っているようです。

11月 家族総出で時代劇作り。

物語を練って、少しずつ小道具や衣装などを揃え、撮影は全部、家でやりました。体もまだ完全に回復していなかったので、たくさん寝て、起きては、ちょっと撮影するのを繰り返し、コツコツ撮りためていきます。家族にも協力してもらいました。

 

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  • 弟・母→出演
  • 祖母→着物の裾あげ、着付けを教わる
  • 祖父母の部屋を撮影の時だけ借りる

父は時代小説をよく読んでいるので、多少、細かい作法を教えてもらいました。

 

あと、ちらっと登場する、仏壇の上に飾っている写真は曽祖母です。

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はじめに登場する祖父は、寝てる間にこっそり撮りましたw

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進級展に作品を提出しないと、進級できないので、体は思うように動きませんが、気持ちは非常に焦っていました。作品を作る前は、気持ちが沈みすぎて、やれ中退やら、休学やら、なんて考えたこともあります。でも、休学・中退しても、状況は変わらないと思ったので、なんでもいいから作品を提出して、進級した方がいいと思いました。

12月 作品完成。

映像を編集し、やっと作品を完成させました。苦労しましたが、作品を見返すと、今までの苦労もなんだか笑えてきて、たぶん手応えとしては良かったのかもしれません。講評会では、時間の関係で予告編と殺陣のシーンしか、教授に見てもらえませんでしたが、確かみんな笑ってくれていたような気がします。とにかく、進級できて良かったです。

 作品に対する反応。

2017年1月に進級展がありました。

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実はその進級展の委員長をしてました。(そんな体でよくやったよな!)非常に周りに迷惑をかけたので、申し訳ない気持ちと、感謝の気持ちと、恥ずかしくて消えて居なくなりたい気持ちが、複雑に絡んでいました。実は進級展に非常勤の講師の先生がいらしていたんですけど、どなたにも声をかけられず、感想は聞けませんでした。あとで、教授の助手さんから、面白かったのに声をかけないなんて勿体無いと言われたんですけど・・・チキンハートです。はい。

進級展のオープニングパーティーで、教授の杉戸先生からさりげなく「映像いいよねぇ」と言ってもらえました。嬉しかったです。杉戸先生の隣にいたのがなんと奈良美智さんで、奈良さんに「時代劇が見たい!」っと仰って頂けたのですが、実は私、奈良美智さんの顔を知らなくて、そのおじさんが奈良さんだということが分からなかったんですよね。(とんだ無知め馬鹿野郎) 失礼をお許し下さい・・・。

 

4月、助手さんからメールがきました。「おめでとうございます!上野芸友賞に選ばれました!」・・・。ん?え!?嘘!!なんで!?でも嬉しい・・・。藝大には、進級展で良い評価を受けると、学年で3人くらいの学生に賞がもらえます。1年生は久米賞、2年生は安宅賞、3年生は上野芸友賞、という風にです。受賞すると藝大で展示させてもらえます。あと安宅賞と上野芸友賞は奨学金がもらえます。

 

まるで、もののけ姫のラストシーンのアシタカみたいな気持ちでしたw (あざが薄くなった手を見て、シシ神様が私に生きろと言ってくれた、というところ)

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こりゃあ、私にガンバレってことなのかな?たぶん作品が良かったから評価されたというより、私の時代劇を作ろうとする行為に対して、評価されたのかなと解釈しています。

「たいむとりっぷ日本」制作エピソード-おわりに-

この作品は分かりにくい作品であることを自覚しています。私の気持ちや状況が非常によく表れてしまった作品です。なので、このエピソードを読めば、多少はヒントになるかと思います。でも、そんなに分かろうとしなくてもいいです。結構独りよがりですから。たぶん、こんな作品は二度と作れないと思います。ある意味貴重な作品です。何十年かしてこの作品を見た時、どう思うのか気になりますね。

この作品を見たことがない方も、見たことがある方も、このエピソードを知った上で見ると、割と面白いかもしれません。宜しければご覧ください。長々とすみません。最後までお付き合い下さりありがとうございました。

 

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峰丸プロダクション
岡村峰和

 

 

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